安堵(あんど)の語源・由来

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安堵

「無事を知って安堵した」などのように用いる「安堵(あんど)」という言葉。

「堵」という見慣れない漢字の意味を知ると語源や由来が理解しやすいです。

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安堵の意味

心配事が無くなって、安心すること。

安堵の語源・由来

「安堵」の「堵」は「垣根(かきね)」を意味する漢字で、「安堵」はもともと「垣根の内で安らかにいる」という意味の言葉です。
転じて、中世には他者からの侵害行為から守られている状態や、それによる精神的な不安がない状態、つまり「安心」という意味で用いられるようになりました。
このころには現在と同じように「安堵する」の形で多く用いられています。
また、中世以降の封建時代に、領主が土地の所有権を公的に認めることを「安堵」というようになり、その公文書を「安堵状」といいました。
土地法制が変化した近代以降、「安堵」は主に「安心すること」という意味で用いられるようになり、現在に至ります。

類語・関連語

・ほっとする ・肩の荷が下りる(かたのにがおりる) ・愁眉を開く(しゅうびをひらく) ・溜飲が下がる(りゅういんがさがる) ・羽を伸ばす(はねをのばす) ・人心地(ひとごこち) ・胸を撫で下ろす(むねをなでおろす) ・大船に乗った気持ち(おおぶねにのったきもち)  ・一安心(ひとあんしん) ・ 和気藹々(わきあいあい) ・明鏡止水(めいきょうしすい) ・平気の平左(へいきのへいざ) ・屁の河童(へのかっぱ) ・リラックス ・さっぱり ・すっきり ・埒が明かない(らちがあかない)

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