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硫黄
腐った卵のような臭いの「硫黄」。
温泉地でおなじみですが、なぜ「硫黄(いおう)」と言うのでしょうか?
この記事では硫黄の語源や由来についてご紹介します。
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硫黄の意味
非金属元素の一つ。黄色・無臭の結晶体で、熱すると溶解し、火をつけると青い炎を出して燃える。火山地帯に多く、火薬やマッチなどに用いる。
硫黄の語源・由来
「硫黄」は古く「ゆわう(ゆおう)」といいました。
平安時代中期の辞書である「和名抄(わみょうしょう)」には「硫黄」の読みに「ゆのあわ」とあり、「ゆあわ(湯泡)」が転じて「ゆわう(ゆおう)」となり、「いおう」になったとされています。
一方、漢語の「硫黄」から転じたとする説もあり、「硫」の音である「る」 を「ゆ」と日本式に読み、「黄」はそのまま「おう」と読み「ゆおう」となったとする説もあります。
この説によれば前説の「ゆのあわ」が「ゆおう」に転じたとする音変化を考慮せずに済みます。
類語・関連語
・アンモニア ・塩酸(えんさん) ・枸櫞酸(くえんさん) ・乳酸(にゅうさん) ・ドライアイス ・石灰(せっかい) ・温泉(おんせん) ・火山(かざん) ・阿蘇山(あそさん) ・雲母(うんも) ・蛍石(ほたるいし) ・銅(あかがね) ・卵(たまご) ・露天風呂(ろてんぶろ) ・硫酸(りゅうさん) ・亜鉛(あえん)
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