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いかがわしい
「いかがわしい人物を見かけた」などのように使う「いかがわしい」という言葉。
なぜ「いかがわしい」という言葉が生まれたのか、その語源や由来をご紹介します。
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いかがわしいの意味
あやしげである。 本当かどうか疑わしい。
いかがわしいの語源・由来
「いかがわしい」は「いかが」を形容詞化した言葉です。
奈良時代頃に、疑いの気持ちを示す「いか」という語があり、「いか」は「万葉集」にも用例がみられます。
この「いか」を基にして「いかに」という疑問の副詞が成立し、さらに「いかにか」という語になり、この「いかにか」は万葉集で多用されています。
その後、「いかにか」「いかんが」「いかが」と転じ、室町時代になると「いかがし」という語が生じ、ここから近代になって「いかがはしい」が派生したと考えられています。
「は」がなぜ挿入されたかは不明です。
類語・関連語
・胡散臭い(うさんくさい) ・眉唾物(まゆつばもの) ・ 一風変わった(いっぷうかわった) ・奇っ怪(きっかい) ・突拍子もない(とっぴょうしもない) ・奇想天外(きそうてんがい) ・摩訶不思議(まかふしぎ) ・妙ちきりん(みょうちきりん) ・けったい ・へんてこりん ・キテレツ(きてれつ) ・七不思議(ななふしぎ) ・イカサマ
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