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一生懸命
よく使う四字熟語の「一生懸命(いっしょうけんめい)」。
語源は中世の武士にあり、もともとは違う言葉でした。
この記事では「一生懸命」の語源や由来について解説していきます。
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一生懸命の意味
命がけでことにあたること。全力を尽くして何かをすること。
語源・由来
「一生懸命」は「一所懸命(いっしょけんめい)」が転じた言葉です。
中世では、武士が命がけで守る一か所の領地を「一所懸命の地(いっしょけんめいのち)」と呼び、この領地を命がけで守ることを「一所懸命」といいました。
「一所」は「一つの場所」、「懸命」は「全力を尽くすさま」を意味する二字熟語です。
近世に入ると「一所懸命」の本来の意味が次第に薄れ、「命がけでことにあたること」という意味だけが残り、読みが「いっしょうけんめい」に変化して「一生」の字を当てられたと考えられています。
現在でも「一所懸命」は使われている言葉であり、「一生懸命」と同じ意味で用いられます。
類語・関連語
・我武者羅(がむしゃら) ・頑張る(がんばる) ・遮二無二(しゃにむに) ・一心不乱(いっしんふらん) ・一意専心(いちいせんしん) ・精一杯(せいいっぱい) ・しゃかりき ・せっせと ・血の滲むような(ちのにじむような) ・死に物狂い(しにものぐるい) ・命がけ(いのちがけ) ・不惜身命(ふしゃくしんみょう) ・大童(おおわらわ) ・腕に縒をかける(うでによりをかける) ・ハッスル ・骨を折る(ほねをおる) ・ひたすら ・背水の陣(はいすいのじん) ・不眠不休(ふみんふきゅう) ・寝食を忘れる(しんしょくをわすれる) ・死力を尽くす(しりょくをつくす) ・心血を注ぐ(しんけつをそそぐ) ・無我夢中(むがむちゅう) ・病膏肓に入る(やまいこうこうにいる) ・齷齪(あくせく)
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