あどけないの語源・由来

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あどけない

「あどけない顔」のように使う「あどけない」という言葉。

ここでは「あどけない」の語源や由来について解説していきます。

あどけないの意味

無邪気で可愛らしいさま。 悪気がないさま。

語源・由来

「あどけない」は中世以降に用例が見られる形容詞の「あどない」が転じて、近世に成立した言葉です。

「あどない」は「無邪気だ」「子供っぽい」の意で、「あど」の語源については「相づち」の意の「あど」と関係するとも考えられていますが、未詳です。
「ない」は「無い」ではなく、「甚だ~である」の意を示す接尾語です。

近世以降、「幼い」の意である「いとけなし」や「いわけなし」などと混交を起こし、「あどない」に「け」が入り、「あどけない」になったと考えられています。

類語・関連語

愛嬌(あいきょう) ・親しみ(したしみ) ・愛想(あいそ) ・可愛気(かわいげ) ・憎からず(にくからず) ・愛らしい(あいらしい) ・可憐(かれん) ・無邪気(むじゃき) ・可愛い(かわいい) ・幼気(いたいけ) ・めんこい ・天真爛漫(てんしんらんまん) ・あどけない ・人懐っこい(ひとなつっこい) ・愛い(うい) ・天衣無縫(てんいむほう) ・愛くるしい(あいくるしい) ・キュート ・乙女心(おとめごころ) 

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