強ち(あながち)の語源・由来

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あながち

「あながち悪いとは言い切れない」などのように用いる「あながち」という言葉。

ここでは「あながち」の語源や由来について解説していきます。

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あながちの意味

後に打ち消しの語を伴って、断定しきれない気持ちを表す。必ずしも。 一概に。

あながちの語源・由来

平安中期の仏教説話集「三宝絵(さんぽうえ)」にあるように、本来は「無理やりなさま」や「自分勝手なさま」を意味する語でしたが、次第に打消し語を伴って「むやみに」「一概に~ない」の意で用いられるようになりました。
この用法は中世に確立したとされています。
前述のように「あながち」の元々の意味は「自分勝手なさま」で、「あな」は「自己」、「かち」は「勝ち」を意味すると考えられています。

類語・関連語

・如何せん(いかんせん) ・必ずしも(かならずしも) ・満更(まんざら) ・否応無しに(いやおうなしに) ・否が応でも(いやがおうでも) ・背に腹は替えられない(せにはらはかえられない) ・已むに已まれず (やむにやまれず) ・已むを得ない(やむをえない) ・心置きなく(こころおきなく) ・成る可く(なるべく) ・成る丈(なるたけ) ・欲を言えば(よくをいえば) ・厳めしい(いかめしい) ・ 頭ごなし(あたまごなし)

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