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阿婆擦れ
「この阿婆擦れが!」などのように用いる「阿婆擦れ」という言葉。
なぜ「阿婆擦れ」と言うようになったのでしょうか?
この記事では「阿婆擦れ」の語源や由来についてご紹介していきます。
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阿婆擦れの意味
品行が悪く、人擦れして厚かましいこと。特に女性を指す。すれっからし。莫連(ばくれん)。
阿婆擦れの語源・由来
「あばずれ」の語構成は「あば+ずれ」。
「ずれ」は「すれっからし」や「ひとずれ」の「すれ」で、動詞「擦れる(すれる)」の連用形です。
「あば」については未詳ですが、乱暴者を意味する「あばれもの(暴れ者)」や「あばくれもの(暴くれもの)」の「あば」とする説や、軽率な者を意味する「あばけもの」の「あば」とする説が有力。
「あば」は老婦人を敬う中国語である「阿婆」が由来とする説もありますが、「あばずれ」が近世には男女ともに用いられている点や、中国語の「阿婆」と「あばずれ」の意味がずれていることなどから、疑問があるとされています。
「阿婆」は単純に漢字を当てられただけとするのが妥当だと考えられます。
その他の説としては、「あば」は「悪場」の略とする説、「あばずれ」は「世話ずれ」の略とする説などがあります。
類語・関連語
・あくどい ・業突く張り(ごうつくばり) ・欲の皮が突っ張る(よくのかわがつっぱる) ・厚かましい(あつかましい) ・怪しからん(けしからん) ・厚顔無恥(こうがんむち) ・図々しい(ずうずうしい) ・ちゃっかり ・我が儘(わがまま) ・擦れっ枯らし(すれっからし) ・煮ても焼いても食えぬ(にてもやいてもくえぬ) ・恥知らず(はじしらず) ・図々しい(ずうずうしい) ・遠慮会釈もない(えんりょえしゃくもない) ・忌憚ない(きたんない) ・無分別(むふんべつ) ・目に余る(めにあまる) ・阿魔(あま) ・蓮っ葉(はすっぱ) ・おかちめんこ ・大和撫子(やまとなでしこ)
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