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いかずち
「かみなり」の別称である「いかずち」。
漢字表記するとどちらも「雷」ですが、なぜ「いかずち」というのでしょうか?
この記事では「いかずち」の語源や由来について解説します。
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いかずちの意味
「かみなり」の 雅語。雅語(がご)とは平安時代を中心とする古典における洗練された言葉のこと。
いかずちの語源・由来
「いかずち」の語源は「いか(厳)」+「つ(の)」+「ち(霊)」。
「いか」は「荒々しい、激しい、強く鋭い」などを意味する形容詞「厳(いか)し」の語幹。
「つ」は奈良時代ごろに用いられた連体助詞で、現代語の「の」に当たります。
「ち」は「大蛇(おろち)」などの「ち」と同じく、激しく勢いのある霊的な存在を意味します。
「いかずち」は、本来、恐ろしい神や鬼や蛇を意味していましたが、のちに、自然現象の中でとりわけ恐ろしい「かみなり」の意に固定されました。
類語・関連語
・雷(かみなり) ・万雷(ばんらい) ・青天の霹靂(せいてんのへきれき) ・雲行きが怪しい(くもゆきがあやしい) ・嵐(あらし) ・竜巻(たつまき) ・神風(かみかぜ) ・愚図つく(ぐずつく) ・荒れ模様(あれもよう) ・小春日和(こはるびより) ・五月晴れ(さつきばれ) ・狐の嫁入り(きつねのよめいり) ・五月雨(さみだれ) ・梅雨(つゆ) ・ゲリラ豪雨(げりらごうう) ・青大将(あおだいしょう)
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