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石部金吉
「石部金吉(いしべきんきち)」は、人名のようで人名ではない面白い言葉です。
なぜこのような言葉が出来たのか、その語源や由来について解説していきます。
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石部金吉の意味
非常に堅い人。堅物。融通がきかず、男女間の情愛を理解しない男。
語源・由来
「石部金吉」は、「石」と「金」という二つの堅いものを並べ、人名のように表現した言葉で、「非常に堅い人」を意味する言葉です。
「石部金吉」のように、何かのものごとを人名のように表現する言葉は「擬人名(ぎじんめい)」といい、「平気の平左(へいきのへいざ)」や「忠兵衛(ちゅうべえ=鼠)」なども擬人名です。
これらの言葉は江戸時代から用いられており、「石部金吉」は「石部金吉金兜(いしべきんきちかなかぶと)」という言い方もあります。
「石部金吉」は江戸では男女問わず用いましたが、現在では主に男性に対して用います。
類語・関連語
・平気の平左(へいきのへいざ) ・忠兵衛(ちゅうべえ) ・助平(すけべえ) ・飲兵衛(のんべえ) ・骨皮筋右衛門(ほねかわすじえもん) ・承知の助(しょうちのすけ) ・ちび助(ちびすけ) ・飯田佐内(いいださない) ・小言幸兵衛(こごとこうべえ) ・朴念仁(ぼくねんじん) ・石仏(いしぼとけ) ・天邪鬼(あまのじゃく) ・旋毛曲がり(つむじまがり) ・臍曲がり(へそまがり) ・ 悪太郎(あくたろう)
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