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目次
市松模様
2020年の東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムデザインにもなった「市松模様(いちまつもよう)」。
なぜ「市松模様」と呼ぶようになったのか、その語源や由来について解説していきます。
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市松模様の意味
色の違う2種類の四角形を互い違いに並べた模様。チェック。
語源・由来
「市松模様」は、江戸中期の歌舞伎役者である「 佐野川市松(さのがわいちまつ)」の名に由来します。
「佐野川市松」は美形の女形歌舞伎役者であり、江戸の女性たちに絶大な人気がありました。
1714年の舞台「高野心中(こうやしんじゅう)」で、佐野川市松がこの模様の衣装を着て「粂之介(くめのすけ)」という小姓を演じたところ、舞台と共にこの模様が大流行し、佐野川市松の名をとってこの模様は「市松模様」と呼ばれるようになりました。
「市松模様」は石畳に似ていることから「石畳(いしだたみ)」とも呼ばれますが、「石畳」は近世以降の比較的新しい呼び名であり、中世までは「霰(あられ)」と呼ばれていました。
この模様自体はとても古くからあり、古墳時代の埴輪(はにわ)にも見られます。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックで採用された特徴的な市松模様は「組市松紋(くみいちまつもん)」と呼ばれており、これは新たにつくられた呼び名です。
類語・関連語
・チェック ・モザイク ・スパイラル ・アラベスク ・風紋(ふうもん) ・卍(まんじ) ・ストライプ ・亀甲(きっこう) ・巴(ともえ) ・ジグザグ ・川の字(かわのじ) ・一文字(いちもんじ) ・大の字(だいのじ) ・歌舞伎(かぶき) ・狂言(きょうげん) ・能(のう) ・神楽(かぐら) ・浄瑠璃(じょうるり) ・落語(らくご) ・ 茶番(ちゃばん) ・芝居(しばい) ・ 銀幕(ぎんまく)
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