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目次
いの一番
「いの一番に逃げ出す」などのように用いる「いの一番(いのいちばん)」という言葉。
なぜ「いの一番」というのか、その語源や由来について解説していきます。
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いの一番の意味
一番最初。真っ先。
語源・由来
「いの一番」の語源には二つの説があります。
一つは、「いの一番」の「い」は「いろは」の「い」であり、最初の文字であることから「最初」を表し、これに「一番」を付けて意味を強めたとする説。
もう一つは、建築用語が語源とする説です。
建築では、図面に柱の位置を示すときに、縦方向に「い、ろ、は…」、横方向に「一、二、三…」と記載し、「い」の「一番」に最初に柱を建てることから、「いの一番」で「最初」を意味するようになったとする説です。
どちらの説でも「いの一番」の「い」は「いろは」の「い」で共通しています。
「いの一番」は、すでに明治十九年の「団団珍聞(まるまるちんぶん=政治風刺雑誌)」に用例が見られます。
類語・関連語
・伊呂波(いろは) ・真っ先(まっさき) ・第一線(だいいっせん) ・最前線(さいぜんせん) ・初っ端(しょっぱな) ・のっけから ・初っ切り(しょっきり) ・開口一番(かいこういちばん) ・右に出る者がいない(みぎにでるものがいない) ・追随を許さない(ついずいをゆるさない) ・ ぶっちぎり ・真っ先(まっさき) ・圧巻(あっかん) ・断トツ(だんとつ)
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