在り来たり(ありきたり)の語源・由来

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ありきたり

「ありきたりな話」などのように用いる「ありきたり」という言葉。

ここでは「ありきたり」の語源や由来について解説していきます。

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ありきたりの意味

ありふれていて珍しくないこと。ごく平凡なこと。月並み。

ありきたりの語源・由来

「ありきたり」は、室町時代頃に生じたと思われる動詞「有り(在り)来たる」 の連用形「ありきたり」が形容動詞として用いられるようになった言葉です。
「有り(在り)来たる」は「同じ事態が以前から存在し続ける」という意味の言葉。
「ありきたり」は元々「従来からあること」という意味で用いられており、 そこから転じて近代以降に「ありふれていて珍しくないこと」という意味で用いられるようになりました。

「ありきたり」の語構成は「あり」が「存在・状態」、「き」が「継続」を意味する動詞であり、「たり」が助動詞で、2つの動詞の意味を受けてしめくくる役割を果たしています。

類語・関連語

当たり前(あたりまえ) ・ 月並み(つきなみ) ・真面(まとも) ・言わずもがな(いわずもがな) ・無理もない(むりもない) ・尤も(もっとも) ・然も有りなん(さもありなん) ・当然(とうぜん) ・元より(もとより) ・味気ない(あじけない) ・一も二もなく(いちもにもなく) ・成る程(なるほど) ・案の定(あんのじょう) ・道理で(どうりで) ・それもその筈(それもそのはず) ・ご多分に漏れず(ごたぶんにもれず) ・杓子定規(しゃくしじょうぎ) ・判で押したよう(はんでおしたよう)  

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