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板につく
「ようやく板についてきた」などのように用いる「板につく(いたにつく)」という言葉。
なぜ「板」なのでしょうか?
この記事では「板につく」の語源や由来について解説していきます。
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板につくの意味
態度や物腰などが、それらしくなる。服装などがよく似合う。
語源・由来
「板につく」の「板」は「板張りの舞台」、「つく」は「見事に合う」を意味します。
枕草子で「いた」は、すでに「板敷」の意味で用いられており、転じて「板張りの舞台」を意味するようになりました。
ここから「板につく」で「役者が経験を積んで、芸が舞台にしっくりと調和すること」を意味するようになり、比喩的に「職業などで態度がそれらしくなること」、「服装などがその人に合っていること」という意味でも使われるようになりました。
類語・関連語
・しっくり ・ぴったり ・いみじくも ・割れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた) ・誂え向き(あつらえむき) ・柄に無い(がらにない) ・打って付け(うってつけ) ・持って来い(もってこい) ・相応しい(ふさわしい) ・ちぐはぐ ・芝居(しばい) ・ドンピシャ ・堂に入る(どうにいる) ・垢抜け(あかぬけ) ・粋(いき) ・あべこべ ・板前(いたまえ)
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