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鯔背
「いなせな男」などのように用いる「鯔背(いなせ)」という言葉。
なぜ「いなせ」というようになったのでしょうか?
この記事では「いなせ」の語源や由来について解説していきます。
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鯔背の意味
男気があって粋なさま。また、そういう人。
語源・由来
「鯔背(いなせ)」は、寛政(1789年~1801年)のころに、日本橋魚河岸の若者の間で流行した髪型が語源とされています。
この髪型は形がボラの幼魚である「イナ(鯔)」の背中に似ていたために「鯔背銀杏(いなせいちょう)」と呼ばれており、ここから鯔背銀杏を結った魚河岸の若者のように男気があって粋な人を「鯔背」と言うようになりました。
類語・関連語
・粋(いき) ・垢抜け(あかぬけ) ・灰汁抜け(あくぬけ) ・小股の切れ上がった(こまたのきれあがった) ・小粋(こいき) ・洒落た(しゃれた) ・小洒落た(こじゃれた) ・外連味が無い(けれんみがない) ・はいから ・伊達(だて) ・乙(おつ) ・味な(あじな) ・渋皮が剝ける(しぶかわがむける) ・格好好い(かっこいい) ・銀杏(いちょう)
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