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敦盛草
平家物語に関係している「敦盛草」。
ここでは「敦盛草」の語源や由来についてご紹介します。
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敦盛草(あつもりそう)の意味
ラン科アツモリソウ属の多年草で、日本の特産種。北海道や本州などの山地の半日陰に生える。初夏に五センチほどの紅紫色や白色の花をつける。
語源・由来
「敦盛草」の名は一ノ谷の合戦で熊谷直美に討ち取られた「平敦盛」に由来します。
花の形が平敦盛が身に着けていた母衣(ほろ=戦陣で鎧の背にかける大型の布)に似ていることから名付けられました。
ただし、この敦盛草とよく似た植物に、熊谷直美の母衣に由来する「熊谷草」というものがあり、こちらの方が先に名付けられたとされています。
熊谷直美に平敦盛が討ち取られたことは、庶民の間でよく知られており、熊谷直美といえば平敦盛と、すぐに連想されたため、熊谷草とよく似た植物が「敦盛草」と呼ばれるようになったと考えられています。
類語・関連語
・熊谷草(くまがいそう) ・菖蒲(あやめ) ・杏(あんず) ・雪柳(ゆきやなぎ) ・江戸彼岸(えどひがん) ・八重桜(やえざくら) ・染井吉野(そめいよしの) ・蒲公英(たんぽぽ) ・向日葵(ひまわり) 百日草(ひゃくにちそう) ・日日草(にちにちそう) ・浅葱色(あさぎいろ) ・アザレア ・明日葉(あしたば) ・あすなろ(翌檜) ・アネモネ ・あずき(小豆・赤小豆) ・あけび ・紫陽花(あじさい) ・麻(あさ) ・朝顔(あさがお) ・鳥兜(とりかぶと) ・芥子(けし) ・水芭蕉(みずばしょう) ・仙人掌(さぼてん) ・卯の花(うのはな) ・薔薇(ばら) ・月桂樹(げっけいじゅ) ・小手毬(こでまり)
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