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無花果
「花が無い果物」と書いて「無花果(いちじく)」。
なぜ「いちじく」と呼び「無花果」と表記するのか、その語源や由来について解説していきます。
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無花果の意味
クワ科の落葉小高木。夏に肉厚の花嚢(かのう=花をおさめている袋)を付ける。
語源・由来
無花果は小アジア(アジアの西端にあり、地中海と黒海に挟まれた半島)原産であり、日本には江戸時代初期に渡来しました。
無花果は中世ペルシア語で「anjir」と呼ばれており、中国に渡った時、中国ではこれを「映日果」と呼びました。
「映日果」は近世の中国語で「イェンジェイクォ」と発音したことから、日本に渡った時に、日本人がこれを「イチジク」と聞き、「いちじく」となったとされています。
漢字で「無花果」と書くのは、花嚢にある無数の花が外からは見えず、花が無いように見えるためです。
類語・関連語
・石榴(ざくろ) ・枇杷(びわ) ・葡萄(ぶどう) ・茱萸(ぐみ) ・文旦(ぶんたん) ・棗(なつめ) ・木通(あけび) ・西瓜(すいか) ・キウイ ・バナナ ・アンデスメロン ・杏(あんず) ・落花生(らっかせい) ・椪柑(ぽんかん) ・胡桃(くるみ) ・南京豆(なんきんまめ) ・栗(くり) ・パッションフルーツ
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