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目次
麻
現在でも衣料品の材料として重宝されている「麻」。
ここでは「麻」の語源や由来について解説していきます。
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麻の意味
クワ科の一年草。高さ1 メートルから3 メートル で夏に薄黄緑色の花をつける。日本への渡来は極めて古く、古代から重要な繊維植物として栽培されている。 皮から繊維を取り、麻糸にして衣料の材料に用いる。
語源・由来
麻は古名を「を」または「そ」といいます。
「を」は「細長いもの」の意味であり、麻が1 メートル から3 メートルほどに成長し直立するところから命名されたと考えられています。
ちなみに、馴染みのある「桶(おけ)」は「を(麻)」と「け(笥)」からなる語で、本来は麻を入れる器を意味します。
「そ」は複合語のみに現れ、「衣服の素材としての麻」を意味しました。
この「そ」を用いた「あおそ(青麻)」という語が転じて「あさ」となったと考えられています。
「青麻」は「精製された麻」を意味します。
またこの他に、麻は朝鮮半島から伝来したとされることから、朝鮮語「삼(さむ)」と関係するとする説もあります。
類語・関連語
・葦・蘆・芦(あし) ・明日葉(あしたば) ・敦盛草(あつもりそう) ・朝顔(あさがお) ・浅葱色(あさぎいろ) ・薊(あざみ) ・アザレア あすなろ(翌檜) ・アネモネ ・菖蒲(あやめ) ・杏(あんず) ・赤(あか) ・赤女(あかめ) ・あずき(小豆・赤小豆) ・あけび ・紫陽花(あじさい) ・朝(あさ) ・水芭蕉(みずばしょう) ・仙人掌(さぼてん) ・大麻(たいま) ・芥子(けし) ・胡麻(ごま) ・金魚草(きんぎょそう) ・蓮(はす) ・露草(つゆくさ) ・大和撫子(やまとなでしこ) ・曼殊沙華(まんじゅしゃげ) ・彼岸花(ひがんばな) ・睡蓮(すいれん)
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