あなた(貴方、彼方)の語源・由来

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あなた

とても身近な言葉の「あなた」。
漢字では「貴方」や「彼方」と表記します。

日常的に使う「あなた」という言葉の語源や由来はどのようなものでしょうか?

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あなたの意味

軽い敬意を持って相手を指す二人称代名詞。 また、親しい男女間で相手を呼ぶ語。

あなたの語源・由来

「あなた」は「古今和歌集」や「源氏物語」に見られるように、古くは空間や時間を表す遠称の指示代名詞でした。
「あ」は「あの」「あれ」などと同じく遠称を表し、「な」は助詞の「の」の意、「た」は方向を表します。
遠称の指示代名詞としては、「かなた」の方が古く、「あなた」は中世以降に用いられました。
遠称の指示代名詞としての「あなた」が転じて「あちらの人」を意味する三人称代名詞として用いられるようになり、さらに転じて、江戸期には二人称で用いられるようにり、現在に至ります。

類語・関連語

・あんた ・彼方(あちら) ・彼処 (あそこ ) ・兄貴(あにき) ・君(きみ) ・貴様(きさま) ・お前(おまえ) ・てめえ ・汝(うぬ) ・自分(じぶん) ・其方(そなた) ・お主(おぬし) ・そちら ・貴殿(きでん) ・吾輩(わがはい) ・妾(わらわ) ・こちとら ・ダーリン ・上様(うえさま) ・こいつ ・そいつ ・あいつ ・奴さん(やっこさん) ・大将(たいしょう) ・此奴(こやつ) ・輩(やから) ・何方(どなた) ・どいつ ・赤の他人(あかのたにん)

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