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杏
日本に古くからある「杏(あんず)」。
なぜ「あんず」と呼ばれるようになったのか、その語源や由来についてご紹介します。
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杏の意味
バラ科サクラ属の落葉小高木。中国原産で栽培品種が多い。高さ3メートルから5メートルで春に淡紅色または白色の花が咲く。実は直径3センチから4センチで食用にする。
杏の語源・由来
杏の日本への渡来は古く、「古今和歌集」に「からもも(唐桃)」の名で見られます。
「あんず(杏子)」は元々中国語で、 中国では「杏」は木の名、「子」は実を意味します。
「杏」の果実である「杏子」を食する習慣が、日本で「あんず」という音を普及させ、 果実だけではなくその木や花も「あんず」と呼ばれるようになりました。
また、杏の種子である「杏仁(あんにん)」は薬用にされ、杏仁を粉にして寒天で固めたデザートは「杏仁豆腐」と呼ばれます。
ちなみに、「杏」は「アプリコット」とも呼ばれますが、これは英名です。
類語・関連語
・あずき(小豆・赤小豆) ・あけび ・紫陽花(あじさい) ・麻(あさ) ・朝顔(あさがお) ・鳥兜(とりかぶと) ・芥子(けし) ・水芭蕉(みずばしょう) ・仙人掌(さぼてん) ・明日葉(あしたば) ・敦盛草(あつもりそう) ・あすなろ(翌檜) ・アネモネ ・卯の花(うのはな) ・薔薇(ばら) ・月桂樹(げっけいじゅ) ・小手毬(こでまり) ・杏(あんず) ・雪柳(ゆきやなぎ) ・江戸彼岸(えどひがん) ・八重桜(やえざくら) ・染井吉野(そめいよしの) ・蒲公英(たんぽぽ) ・向日葵(ひまわり) 百日草(ひゃくにちそう) ・日日草(にちにちそう)
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