顎足付き(あごあしつき)の語源・由来

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顎足付き

ビジネスシーンでよく使う「顎足付き」という言葉。

なぜ「顎」と「足」なのでしょうか?

ここでは「顎足付き」の語源や由来について解説していきます。

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顎足付きの意味

出張依頼の旅行などにかかる宿泊費、食費、交通費が先方持ちであること。

語源・由来

「顎足付き」は、もとは寄席芸人(よせげいにん)の隠語です。

「顎」は食べ物を噛み砕く役目を持つことから「食事」の意。
これが転じて江戸深川の岡場所(非公認の遊女屋)などで飲食の費用やその他の雑費を指すようになり、さらにその後、芝居芸人の間で宿泊費の意も生じました。

「足」は「足代」の略で、交通費の意。
「顎」と「足」で飲食費と交通費になりますが、宿泊費も含めて旅費全体を指すことが多く、寄席芸人の隠語が由来とされています。

類語・関連語

顎(あご) ・ 顎で使う(あごでつかう) ・足・脚(あし) ・油を売る(あぶらをうる) ・商い(あきない) ・上がったり(あがったり) ・揚げ足を取る(あげあしをとる) ・足蹴(あしげ) ・あぐら ・赤字(あかじ) ・ギャラ ・御馳走様(ごちそうさま) ・大盤振る舞い(おおばんぶるまい) ・太っ腹(ふとっぱら) ・上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん) ・割り勘(わりかん)

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